パラリーガルって稼げるの?元パラが教えるパラリーガルのキャリア

「ドラマとかで見るパラリーガルってかっこいいけど、年収はどれくらいなんだろう?稼げるならパラリーガルもいいかも・・・」

こんな疑問にお答えします。

最近ドラマとかでよく題材になるパラリーガルですが、実際の年収はどれくらいなんでしょうか。

弁護士の補佐というポジションにとどまらず、弁護士に頼りにされている姿をみて「かっこいい!」と思った方も多いのではないでしょうか。

元パラリーガルである、僕がパラリーガルの年収事情について詳しく解説します。

目次

1.パラリーガルって稼げるの?

2.パラリーガルを経験することのメリット

3.パラリーガルの転職事情

4.パラリーガルになるには

5.まとめ

1.パラリーガルって稼げるの?

みなさんが一番気になるのは、やはり「パラリーガルって稼げるの?」という点だと思います。

結論からいいますと、「20代の頃は稼げる!けれど早めに転職すべき」だと考えます。

法律事務所にもよりますが、パラリーガルの初任給は月額21〜25万円程度となっており(参照元:https://www.vorkers.com/)、一般企業とそこまで変わりません。

しかし、僕の例でいうと、1年で月額2~3万円程度昇給するため、他の一般企業に比べて昇給幅が非常に高くなっています。

また一般企業と違い、実力主義であるため、仕事ができれば交渉次第でどんどん年収が上がっていく可能性が高いです。

現に僕の場合、交渉の結果1年で年収が80万円UPしたことがありました。

しかし20代のうちに年収が伸びきってしまうため、30代、40代と年齢を重ねていくと、昇給幅が小さくなっていく傾向にあるようです。

僕が所属していた法律事務所の30代や40代の先輩パラリーガルに話を聞いたところ、やはり20代のうちが一番昇給したとおっしゃっていました。

そのため20代の頃は稼げるが、早めに転職すべきだと僕は考えています。

2.パラリーガルを経験することのメリット

「20代のうちしか稼げないんだったらいいかな・・・大変そうだし」

という方もいるかもしれませんね。

しかしパラリーガルを経験することはこれからのキャリアに非常に役に立ちます。

パラリーガルを経験することで得られるメリットについて解説していきます。

パラリーガルを経験するメリットは次のとおりです。

①20代のうちにたくさん稼ぐことができる。

②一般企業の法務部よりも高度な業務を経験することができる。

③弁護士とのコミュニケーションの取り方がわかる。

順番に深掘りしていきます。

①20代のうちにたくさん稼ぐことができる。

最初に書いたことと関係しますが、パラリーガルの年収は20代だと周りの友人や一般企業で働いている方に比べて高いものとなっています。

また弁護士と一緒に仕事をしていると、ご飯に連れて行ってもらえたりするので、生活費が浮きます。

そのため、あまり自分のお金を使わずに貯金を貯めることができますね。

②一般企業の法務部よりも高度な業務を経験することができる。

一般企業の法務部には自社の雛形があり、また複雑な契約書の審査やリサーチは顧問弁護士に投げることがほとんどです。

法務部の立ち上げから関わったならともかく、途中から法務部に所属しても他のデスクワークとなんらかわらず、専門性を高めることは難しいと考えます。

この点パラリーガルは、一般企業から回ってきた複雑な案件を弁護士と協力して解決するため、一般企業の法務部よりも高度な法律業務を行なうことができると言えるでしょう。

また、専門性が高い法律事務所で働くことで、特定の法的問題について非常に詳しくなることも珍しくありません。

一般企業ならほとんど扱わないであろう倒産関係や訴訟関係について勉強できるのは非常にメリットとなります。

③弁護士とのコミュニケーションの取り方がわかる。

パラリーガルは基本的に弁護士と仕事をしますので、弁護士とのコミュニケーションをとる機会が多いです。

弁護士とコミュニケーションをとる機会が多ければ、コミュニケーションの取り方も自然と身についていくでしょう。

弁護士とのコミュニケーションの取り方がわかると、一般企業に転職した際に顧問弁護士との連携がスムーズにいくことに繋がります。

弁護士にもよりますが、意外に「先生先生」と言われることをよく思わない方も多いです。

弁護士と普段から関わらないとこの辺の距離感はなかなかわからないと思いますが、パラリーガルとして経験を積むことで弁護士との距離感の掴み方を理解することができるでしょう。

パラリーガルとして働くことには以上のメリットがあります。上記に挙げたメリットのうち、②と③は転職をする際に非常に役に立ちますね。

3.パラリーガルの転職事情

パラリーガルとして経験を積んだあと、どのようなキャリアが考えられるでしょうか。

パラリーガルとして経験を積んだあとのキャリアとしてオススメなのは、一般企業に転職することです。

パラリーガルの年収事情は冒頭で説明したとおりですが、一般企業と違い役職がないことも多いため、勤続年数が長いからといって年収が上がっていくわけではありません。

そこでパラリーガルとして法律業務を経験したあと一般企業に転職することで、非常に有利なポジションにつくことができます。

法務部にキャリア採用として入り、管理部の責任者になったり、法務部の統括責任者になったりすることは十分可能です。

パラリーガルとしての経験は一般企業に転職して非常に生きてきます。

法律業務に精通していて、顧問弁護士とのコミュニケーションもとれる人材がいれば一般企業の法務部は喉から手が出るほど欲しいに違いありません。

パラリーガルとして経験を積んだあとは、一般企業に転職することをオススメします。

法律事務所からの転職は難しいのでは?と考える方もいるかもしれませんね。

確かに、一般民事や刑事事件を専門に扱っている法律事務所からの転職は難しいかもしれません。

一般企業は訴訟等の事件を未然に防ぐために、コンプライアンスを徹底したりして予防法務を行なっていることがほとんどですので、実際に事件が起きることを想定していません。

そのため、一般民事の経験があることは武器にはなりませんね。

一方で企業法務をメインとしている法律事務所からの転職は非常に有利です。

クライアント企業への転職も珍しくありません。

企業法務は一般企業が扱うような契約書の審査やコーポレート法務に特化しているため、即戦力として働いてもらえるという期待があります。

そのため、企業法務の経験があることは非常に大きな武器になります。

転職のやり方については以前の記事でも紹介していますが、転職エージェントを利用すると効率的です。

転職エージェントも企業法務をメインとする法律事務所での経験は非常に役に立つと考えているようです。

4.パラリーガルになるには

パラリーガルに興味が湧きましたか?

「でも資格いるんじゃないの?」「法律詳しくないし・・・」

という方がいるかもしれませんね。

パラリーガルという資格はありません。したがってパラリーガルに資格は不要です。

法学部を出ていることが望ましいですが、法学部を卒業していなくてもパラリーガルになることは可能です。

ただし、パラリーガルとして法律事務所で働くためには選考の際にテストがある場合が多いです。

パラリーガルを目指したい方は法律の勉強をする必要がありますね。

勉強方法についてはまた次の機会に解説しますが、「民法」「会社法」をメインに勉強すれば問題ないと考えています。

倒産法等の司法試験でもそこまで詳しく勉強しない部分を採用時に求める法律事務所は少ないでしょうし、民法と会社法の勉強をしていれば法律の基礎としては十分です。
参考までに司法試験の過去問を見てみるもいいでしょう。司法試験の過去問については法務省のHPに公開されています(参考:http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00026.html)。

いますぐ勉強したい!という方は司法試験受験生のブログや予備校にいって勉強方法を聞いてみるのが良いかもしれませんね。

パラリーガルとして転職するためには転職エージェントの利用が非常に効率的です。

転職エージェントを利用するにはまずサイトから登録しましょう。

自分の職歴や希望条件を入力するだけで終わりますので、お手すきの際に登録してみることをオススメします。だいたい5分程度で登録は終わりますので、そこまで手間ではないと思います。

転職エージェントを利用するメリットとしては、求人の紹介から面接日程の調整まで全て無料でやってくれるという点です。

求人サイトの場合、自分で求人を検索し、面接の日程調整を行なう必要があり、非常に時間がかかりますが、転職エージェントでは自分の希望する条件にマッチする求人の中でも選りすぐりのものを紹介してもらえますし、面接の日程調整も自分の都合がつく時間帯にあわせてやってもらえますので、転職にかける時間が非常に短く済みます。

仕事をしながら転職活動をすることは非常に疲れますよね。体力がなくなってくると、せっかく転職活動を始めたのに「もういいや」と投げてしまうことにもなりかねません。

転職を効率よく成功させるためには転職エージェントを利用するのが効果的です。

自分の手足となって転職のサポートをしかも無料でやってくれる転職エージェントを利用しない手はありませんね。

「とりあえず話だけでも・・・」という方も全然大丈夫です!

自分のキャリアを考える上で転職は避けては通れないので、早いうちに転職エージェントに登録してみることをオススメします。

5.まとめ

パラリーガルは非常に魅力的な仕事になっています。

20代のうちはパラリーガルとして経験を積んで、20代後半から一般企業に転職するというキャリアは十分アリです。

司法試験経験者で就職を考えている方にもパラリーガルはオススメです。

自分が勉強してきた知識を生かしてパラリーガルとして働いてみてはいかがでしょうか。

ではまた