未経験でも大丈夫!未経験から法務として活躍するために必要なスキル

「法務に転職したいけど、未経験でも大丈夫?必要なスキルは?」

「司法試験を目指してたけど、これまで勉強した法律の知識って役に立つ?」

こんな疑問にお答えします。

この記事を読んでわかること

  • 未経験でも法務ポジションに転職できるか
  • 法務として仕事をするために必要なスキル
  • 司法試験経験者が法務として就職できるか

こんにちはヤコマです。

今回は冒頭で書いたように「未経験でも法務として活躍できるか?」ということについて解説していきます。

目次

1.未経験から法務ポジションにつくことはできるか。

2.法務として仕事をするために必要なスキル

3.法務は未経験でも大丈夫!

4.さいごに

1.未経験から法務ポジションにつくことはできるか。

結論から申しますと、未経験でも法務として活躍することは可能です!

法務に限らず、未経験から新しい職種に仕事が変わるときは不安でいっぱいになる方が多いと思います。

今まで営業だったのに総務になるとか、今まで人事だったのに営業になるとか、今まで自分が経験したことがない仕事をするときって「なんか大変そう・・・」という気持ちになると思います。

安心してください。

最初から完璧に全てできる人はいません。

みなさんの中にも、未経験だったけどやってみたら意外とうまくいったり、自分にあった仕事だったりしたことはありますよね。

法務にも同じことが言えます。

「私法学部じゃないんだけど大丈夫?」

と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、大丈夫です。

そもそも今の日本の大学に通っている方で自分が所属している学部の授業を真面目に聞いている方はどれぐらいいるでしょうか?

経済学部の学生であっても経済に詳しくなかったり、商学部の学生であってもマーケティングに詳しいわけではありません。

話は変わりますが、人が専門性を身に着けるためには1万時間必要と言われたおり、これはアンダース・エリクソン氏の研究(引用元:http://projects.ict.usc.edu/itw/gel/EricssonDeliberatePracticePR93.pdf)を元にマルコム・グラッドウェル氏が提唱したものですが、エリクソン氏は専門性を身に着けるために必要な勉強時間は明確ではないと否定しています(引用元:https://bjsm.bmj.com/content/47/9/533)。

また、エリクソン氏は、専門性の習得には量ではなく、質が重要であることを明言しています(引用元:http://kantor.comminfo.rutgers.edu/t/MLIS/551/public_dump/morris_a_11.html)。

つまり、大学時代に法律についてそこまでガッツリ勉強していない人でも十分法務として活躍することは可能なのです!

では法務として必要なスキルはなんでしょうか。

2.法務として仕事をするために必要なスキル

法務って何するの?という方に向けて、簡単に仕事内容を紹介します。

【法務仕事】

・契約書の作成、審査

・取締役会・株主総会の運営、管理

・社内の法務教育、コンプライアンス

大きく分けると上記の3つが仕事内容となります。

簡単に解説していきます。

①契約書の作成、審査

新しい取引先からものを買う場合やサービスの提供を受ける場合、必ずといっていいほど「契約書」の締結を求められます。

契約書は基本的に自社に有利なように作成された雛形があり、それを取引の交渉時に提示されることが多いですね。

そのまま提示された契約書で契約を結んでしまうと、こっち側にとても不利だったり、予期しない要求をされる可能性があります。

それを自社に一方的に不利ではないか?という観点から審査するのが法務の仕事となります。

また、こちら側の商品を売ったり、サービスを提供するために契約書を作成することも法務の役割ですね。

②取締役会・株主総会の運営、管理

企業には大きく取締役会と株主総会という機関が存在します。

会社の経営方針を決める会議みたいなものですね。

ここでの法務の仕事はそれぞれの会議に出席し、メモをとり、議事録を作成することになります。

また、会議の資料を作成したり、役員の意見について法的な観点から問題がないか検討することも重要な仕事になります。

③社内の法務教育、コンプライアンス

未経験で法務として仕事を始めようとしている人や世間一般の人はそこまで法律に詳しくありません。

これは会社内でも同じことがいえます。

これはやってもいいだろう、これぐらいなら大丈夫・・・と思っていても法律上アウトだったり、官公庁の通達などで方針が決まっていたりすることがあります。

多くの人は法的な知識に精通していないため、社内でセミナーをやったり、資料を作成したりして、社員の法務教育を行なうことが法務には求められます。

例えば、個人情報の取り扱いに関する社内教育は非常に重要です。

最近もニュースで個人情報の流出が問題になっていますよね。

個人情報の取り扱いについては経産省にガイドラインがありますので(引用元:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/privacy/)、ガイドラインを読み、わかりやすきまとめて、社内で共有するということが法務の大きな役割となりますね。

このように自社に関係する法令についてウォッチし、社内に共有するということが法務には求められることになります。

ではこれらの仕事をするために必要なスキルとはなんでしょうか?言い換えれば法務として活躍するために必要なスキルを紹介していきます。

法務として活躍するために必要なスキルは次のようなものになります。

【法務として必要なスキル】

・コミュニケーション能力

・日本語力

・リサーチ能力

それぞれ解説していきます。

①コミュニケーション能力

契約をとってくるのは営業であり、新しいサービスを考えるのは企画となります。

営業がとってきた契約を審査し、新しいサービスの法的な問題点を検討するのが法務の役割です。

営業がとってきた契約がどのようなものなのか、実現したいことはなんなのか、これは契約書をみただけではわかりません。

また、新しいサービスがどういうものなのか、どのような情報を扱うのか、これも新しいサービスを見せられただけではわかりませんよね。

つまり、営業の人から話を聞いたり、サービスを考えた企画の人とコミュニケーションをとることが必須となります。

コミュニケーション能力は勉強しただけでは身につきません。

コミュニケーション能力を鍛えるには、人と話をし、理解することが必要になります。

②日本語力

契約書の審査や作成の流れはおおまかに以下のとおりです。

実現したいこと→当事者の有利不利の確認→法的問題点の洗い出し

法律に関することが一番最後にきていることにお気付きですか?

事業を行なう上で重要なのは、最初の2つになります。もちろん法律を軽視しているわけではありませんが、まずやりたいことがあり、やりたいことに問題はあるか?という流れでビジネスは進んでいきますよね。

やりたりことを理解し、それを契約書に落とし込むことが法務には求められているのです。

契約書が非常にわかりにくいものであれば、取引先との契約はポシャってしまいます。

取引を実現するためにもわかりやすい日本語で契約書を作成するということが求められるのです。

③リサーチ能力

全ての法律を理解している人はいません。

法律のプロである弁護士ですら、聞かれたことに即答できないのがほとんどです。

つまり、法律を知っていることよりも、問題となる法律を調べることが重要になります。

リサーチ能力は非常に重要です。六法を引き、文献や判例を調べ、官公庁に問い合わせるという高度なことが求められます。

未経験でも法務として活躍できるという根拠はここにあります。

法的な知識は大切ですが、仕事をする上で求められる能力を補助するものでしかありません。

未経験であっても、コミュニケーション能力や日本語力がある人の方が今法務で仕事をしている経験者よりも法務としての適性があるかもしれませんね。

未経験から法務として活躍できるという根拠は上記以外にもあります。

それは実践経験を積むことができるということです。

「勉強は量ではなく、質である。」という研究があることは説明したとおりですが、その質を高めてくれるのが実践経験です。

みなさんはPDCAサイクルをご存知でしょうか。

PDCAサイクルとは、「計画(PLAN)」、「行動(DO)」、「確認(CHECK)」、「改善(ACTION)」の頭文字をとったものであり、フレデリック・テイラーという人が考案したものとされています。

実践経験を積むことはまさにこのPDCAサイクルを実践することになりますので、未経験であってもPDCAサイクルを回すことで最速で法務で活躍するための能力を手に入れることができる可能性があるのです!

インプットよりもアウトプットが重要であることについては、多くの研究で実証されています。(引用元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18276894

3.法務は未経験でも大丈夫!

僕も未経験から法務をやりました。

司法試験の勉強をしていたため、法律の知識は人よりもありましたが、実際に仕事をしてみると法律の知識よりもコミュニケーション能力や日本語力、リサーチ能力を求められることを実感しました。

法学部出身ではない人の方が上手に仕事を回せているのを見て、未経験でも法務として活躍できるのだと思いましたね。

法務として求められる能力は、社会人として一般的に必要とされるものと変わりません。コミュニケーション能力や日本語力、リサーチ能力は法務に限らず、他の職務でも求められますよね。

法律に詳しい必要はありませんので、未経験から法務をやってみようという人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

法務職の求人を探すには転職エージェントが便利です。

未経験からでもOKな求人を紹介してもらえます。

転職エージェントを利用すれば、求人の検索から面接の日程調整まで無料でやってもらえますので、法務への転職をお考えの方は転職エージェントを活用してみるのもいいかもしれませんね。

4.さいごに

司法試験に落ちてしまった・・・という方も勉強で得た知識やリサーチ能力を法務というポジションで生かしてみませんか?

弁護士になることが唯一の道ではありません。僕も経験者なのでよくわかります。

司法試験に落ちたからといって人生が終わってしまうわけではないので、その経験を生かして法務として活躍しましょう!

司法試験を諦めきれない・・・という方もいると思います。

仕事をしながら司法試験を目指す人向けの予備校の講座もありますので、働きながら司法試験を受験したい!という方は予備校の講座を受けてみてはいかがでしょうか。

資料請求は無料ですので、まずは資料を見て、自分にあった講座を受験してみてください。

ではまた