パラリーガルのお仕事

こんにちわヤコマです。

ドラマ等で題材になり、世間の認知度が上がってきているパラリーガルですが、

「パラリーガルって何してるの?」、「ドラマみたいにカッコいいの?」、「資格はいるの?」と疑問を持つ方も多いと思います。

このような疑問に答えつつ、パラリーガルという仕事について解説していきます。

目次

1.パラリーガルになるためには

2.仕事内容

3.給料

4.キャリア

5.まとめ

1.パラリーガルになるためには

結論から言うとパラリーガルになるには資格はいりません。

一般企業に就職するようなプロセスを踏めば誰でもなることができます。

但し、法学部を卒業している人を対象としているところが多いです。

一般企業と違うのは一部大手法律事務所を除いて、選考プロセスが少ないことですね。

一般企業

⓪合同説明会→①ESの提出→②SPI等の適性テスト→③グループ面接→④個人面接→⑤役員面接

※企業によって異なります。

法律事務所

①ESの提出→②個人面接→③弁護士面接

※法律事務所によって異なります。法律事務所によっては法律の知識をテストするところもあります。

上記のように選考プロセスが一般企業に比べてかなり少ないです。

また、法律事務所は一般企業のように新卒一括採用みたいなことをしていません。

法律事務所の求人は弁護士会や各法律事務所のHPから確認することができます。

就職・転職支援のエージェントを利用するのもありですね。

2.仕事内容

仕事内容としては弁護士のサポートがメインとなります。

イメージが湧かないと思いますので深掘りしていきます。

具体的な業務内容としては

・リサーチ

・契約書等のリーガルチェック

・準備書面等訴訟資料の作成

・訴訟資料の裁判所への提出

・議事録の作成

・商業登記

等が挙げられます。もちろん法律事務所によって異なりますし、法律事務所によっては弁護士のスケジュール管理や来客対応等の秘書業務も任せられるところもあります。

さらに深掘りしていきます。

弁護士のサポートといってもただ指示を受けて事務作業をするだけではありません。

もちろん、資格を持ってないため(司法書士等の資格を保有している人もいますが)、弁護士法等に違反しない範囲で業務を行う必要はありますが、自らクライアントのビジネスのリーガルリスクを洗い出し、リサーチやミーティングでのヒアリングを通して弁護士と同等のリーガルサービスを提供することが求められています。

普通の会社の法務部に比べて高度なリーガルチェックをすることも珍しくありません。

特定の分野について弁護士より詳しいパラリーガルもいますし、主体的に経験を積めば特定の分野について弁護士より詳しくなることも難しくありません。

パラリーガルによっては、司法書士や行政書士の資格をとられる方も多くいます。

3.給料

パラリーガルの給料はネットで検索したところによると平均300万円〜400万円となってますので、給与水準は普通の会社と変わらないのではないでしょうか。

実績を上げれば同世代の会社員よりも稼ぐことは可能です。

普通の会社と異なり、給料テーブルが定められていないところも多いため、給料交渉もしやすい傾向にあるとおもいます。

実際に僕も過去数回交渉して数十万給料がUPしました。

4.キャリア

パラリーガルのキャリアとしては次のような道が考えられます。

①パラリーガルとして専門性に特化する

②一般企業に転職する

③弁護士等の法曹を目指す

一つずつ解説して行きます。

①パラリーガルとして専門性に特化する

まず一つ目にパラリーガルとして働き続けることですね。

パラリーガルとして経験を積んでいけば特定の分野について弁護士よりも詳しくなり、弁護士から頼られることも多くなるでしょう。

クライアントのビジネスを支援することで社会に貢献していることを実感することもできますし、やりがいがある仕事ですので、パラリーガルとして働き続けることも一つの選択肢としてありだと思います。

②一般企業に転職する

次に一般企業に転職することが考えられます。

特に今は一般企業のリーガルパーソンが人材不足となっているため、パラリーガルとして経験を積んでいれば、一般企業の法務部の第一線で活躍することも夢ではないと思います。

パラリーガルとしての職務経験を職務経歴書に記載したり、面接で話したりすることは間違いなくプラスになると思います。

次の機会に書きますが、僕が転職活動している際もパラリーガルとしての経験は非常に役に立ちました。

③弁護士等の法曹を目指す

弁護士と一緒に働いているわけですから、自分も弁護士になりたいと考える人も多いでしょう。

予備試験が導入されてからロースクールを経由せずに司法試験を受験できるようになったので、働きながらでも弁護士を目指しやすくなったと思います。

但し、予備試験は非常に難関な試験ですので、社会人の方もロースクールに行った方が近道かもしれません。予備試験とロースクールについては次の機会にお話させていただきます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

パラリーガルというお仕事について少しでもイメージを掴んでいただければ幸いです。

司法試験経験者の進路については前回の記事で書いているので、そちらも合わせてお読み下さい。

ではまた