書類選考を通過するための職務経歴書の書き方

※自分が知りたいところだけ読んで下さい。

目次

1.職務経歴書とは

 ・概要

2.書き方

 ・職務内容

 ・転職理由

 ・実績

3.その他留意点

 ・分量

 ・志望動機

 ・応募する会社に合わせるべきか

4.まとめ

こんにちはヤコマです。

昨日の記事で転職の大まかな転職活動の流れはわかっていただけたかと思います。

しかし、いざ転職活動を始めてみると

職務経歴書の書き方がわからない

書類選考で落ちる

と最初壁にぶつかることでしょう。

そこで今回は書類選考に通過するためのイロハを紹介したいと思います。

※人それぞれ経験、実績が異なるため、全ての人に当てはまるものではない点、予めご了承ください。

では解説していきます。

1.職務経歴書とは

転職活動を初めてする方向けに職務経歴書とはなんぞやということについて少し解説します。

職務経歴書とは、その名のとおり、今まで経験してきた業務内容を説明するものです。←わかってるわ笑

もっと踏み込んで解説すると、今まで経験してきた業務内容を実績を踏まえて、他人に噛み砕いて説明するものとなります。

つまり、重要となるのは、実績と他者への説明です。

友達との会話を思い出して下さい。←友達がいない方は親、SNSで自分の仕事の報告をするときを思い出してみて下さい。いや冗談ではないですよ。

「この前、●の案件やって●円利益出たんだよねー」等と自慢したことはありませんか?それを説明文的に書けば良いのです!

ね、簡単でしょ?

職務経歴書のフォーマットはネットにいくらでも上がっているのでお好きなもの使用して下さい。

転職エージェントが公開しているものがシンプルで良いかと思います。

手元にフォーマットは準備できましたか?

それでは各項目の書き方を見ていきましょう。

あ、ちなみに、今までの仕事内容を全て記録または記憶している人はいないはずなので(今記録している人はその労力を別のところに使って下さい笑)、今の会社に入社してから3ヶ月ごとにやった仕事を大まかに思い出しながら読んでみて下さい。

2.職務経歴書の書き方

いざ職務経歴書を書き始めるとき、書店で転職の本を読んだり、ネットで検索する方がほとんどだと思います。

僕も例外ではありません。

しかし、どれも自分の経験を具体的に書こう!と抽象的であったり、

転職理由はマイナスな理由はダメと抽象的にダメ出しされたり、

営業で成績トップをとりました!と実績を書こう!と自分の実績とかけ離れていることが書いてあったりして、あまり参考にならなかった経験はありませんか?

僕も参考例を見たときは、こんな実績僕にはないし、経験ってどんなこと書けばいいの?

と思い、読むのをやめてしまいました。

①現在の職務内容について

現在の職務内容は、「営業」とか「エンジニア」といった漠然としたものではなく、何を売っているか、何を開発しているかを誰を相手に、自分が仕事をする時にどのようなことを意識して仕事に臨んでいるかを交えて具体的に書きましょう(もちろん、会社の秘密情報等を漏らさない範囲で)。

例えば

・営業として●を相手に、●の販売を行なっていました。自分が営業する時は、自社製品の優れているところだけでなく、他社製品と比較して改善すべき点を交えて説明するよう心がけていました。

・システムエンジニアとして●を相手に、●を開発していました。エラーが出ないように慎重にシステムを組むことを心がけていますが、エラーがでた場合であっても速やかにエラーを見つけ出し、修正するようにしていました。

等、今の会社の製品について詳しく知っていることや自分がどのような姿勢で仕事に臨んでいるかを書くことがポイントです。

実績については別項目として書いた方が良いため、職務内容の項目ではこの程度に留めておいた方が良いと思います。

②転職理由について

よく不満は書くな、前向きな理由を書けという人がいますが、僕は不満を書いてもいいと思います。

しかし、不満の言い方は選びましょう。

具体的には、今の上司が嫌、年収が低いは話を広げにくいので、これらを言い換えて転職理由にしてみましょう。

不満を転職理由にする場合、

・ケース1

不満:上司が嫌→今の仕事がつまらない。

転職理由:今の仕事が定型的であり、日々淡々と業務をこなしているため、クリエイティブな業務をしたいと考えた。今の会社の事業は●のみであり、広く事業展開している会社で様々な事業に関わりたいと考えた。

・ケース2

不満:年収が低い→今の会社の規模が小さい

転職理由:今の会社は規模が小さく、様々な事業を展開しているものの、国内案件ばかりで自分の成長が感じられないため、海外に事業を展開している会社でキャリアアップしたいと考えた。

のように、正直な理由を言い換えて転職理由を考えるとそれっぽくなりますよね。

③実績

実績については職務経歴の項目に書くことになります。

今の会社に入社してから現在に至るまで行なってきた業務内容を思い出せる範囲で細かく書きましょう。

2010年4月~

新卒で入社し、営業を担当する。●と●の販売を行う。

2010年8月~

●と●の販売に加えて、●の販売も行う。事務仕事として資料作成、プレゼンを経験する。

2011年4月~

部下に仕事を教えつつ、企画開発に携わる。

自分が経験したことはメイン業務じゃないものも含めて細かく書いた方が良いです。メイン業務のみを書いても良いですが、総務的なことや経理的なことも少なからず経験しているはずですので、これらもできますよとアピールすることができます。

職務経歴を書くことができたら、これに実績を肉付けしていきます。大きな実績は入りません。

自分のやってきた業務を数字で表すことがポイントです。

2010年4月~

新卒で入社し、営業を担当する。●と●の販売を行う。

販売数●個、営業成績社内●位

2010年8月~

●と●の販売に加えて、●の販売も行う。事務仕事として資料作成、プレゼンを経験する。

販売数●個、資料作成月●回、プレゼン月●回

2011年4月~

部下に仕事を教えつつ、企画開発に携わる。

部下●人、企画月●個

だらだらと書くよりも淡々と上記のように書いた方が一目で職務経歴と実績がわかり良いかと思います。

個数で表現できない実績については期間あたりの回数で書くと良いかと思います。

3.その他留意点

①分量

実際に書き始めると止まらなくなり、すごい量を書いてしまう人や逆に何も書けない人がいるかと思います。

分量としては、全項目合わせて2ページ分ぐらい書ければ十分です。僕も2ページでした。

書きたいことが多い人でも、取捨選択して2ページ以内に収めましょう。採用担当の方もそこまで暇ではないので、10ページ以上書いても読んでくれません。

②志望動機

職務経歴書で志望動機の項目があるものもありますが、項目ごと削除してしまうことをお勧めします。

え、志望動機書かなくていいの?と疑問を持つ方もいると思いますが、志望動機については面接で必ず聞かれますし、書面で提出することを求められる会社はほとんどありません。

会社も職務経歴書に志望動機が書いてあることを前提としていないため、書いてなくても全く問題ないです。

職務経歴書ってなんでしたか?

自分の職務経験を他人に説明するものでしたよね?

志望動機は職務経験ですか?違いますよね。

ちなみに、職務経歴書は自分が書きやすいようにいじっちゃって問題ないです。そもそも決まったものがありませんので、そこで引っかかることはありません。

③応募する会社に合わせるべきか

答えは否です。

転職活動では複数の会社を受けることになると思います。

応募する会社ごとに職務経歴書を書くのはしんどいですし、時間の無駄です。

職務経歴は転職活動の数ヶ月で変わるものではありませんので、わざわざ書き直す必要はありません。

但し、大きな実績になるような経験をした場合や転職理由について応募する会社とあまりにもかけ離れていた場合には、該当項目を書き直した方が良いかと思います。

4.まとめ

いかがだったでしょうか。

①友達に話すようなことを説明文的に書く

②大きな実績はいらない、自分が行った業務を数字で表す

職務経歴書は1通でいい

を意識して書いてみて下さい。

参考になれば幸いです。

ではまた